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工作まめ知識

塗る道具、塗料

「塗る」という作業、「塗装」は、工作の最後の仕上げです。塗装している作品とそうでない作品は見栄えがずいぶん違います。

きれいな塗装をするためには、模型工作の表面を整える前準備が大切です。

ここでは、(1)塗るときに使う道具、(2)塗装の方法ごとの「前準備」と「コツ」について紹介します。

 

塗るときの注意(絵筆、刷毛、ローラー)

絵筆、刷毛、ローラー

垂直な面を塗るとき、塗り始めは、ローラーも刷毛も必ず上の方へ引き上げて塗ります。こうすると、塗料が地面などに垂れることが少なくなります。

塗料の入れ物の縁で、余分な塗料を落としてから塗ると上手く塗れます。

絵筆や刷毛は、毛の部分だけを塗料に浸して、柄の部分までは浸さないようにします。

絵筆や刷毛を使う場合は、塗り進める方向と、筆の先の方向が平行になるように塗っていくと美しく濡れます。

使っている途中の道具(筆、刷毛、ローラー)は、塗料の入れ物の中に入れっぱなしにしません。絵馬で塗料がついて手が汚れてしまいます。使っている途中の刷毛などは、紙皿、プラ皿などに置くと良いです。

塗り終わった後は、道具は、その塗料の「うすめ液」で洗います。

水彩絵の具のうすめ液は、「水」ですから、水洗いでいいですね。

マスキングテープ

塗りたくないところは、塗る前に、マスキングテープを貼っておきましょう。

 

スプレー

スプレーは必ず屋外で使用し、健康や安全に配慮しましょう。可燃性のスプレーは火気厳禁ですので、注意してください。

 

スプレーで塗るときは、要らない段ボール箱の中に入れて、上からスプレーすると、塗料が飛び散らなくて便利です。

スプレー塗料は、作品から20cmぐらい離れたところから吹き付けると良いです。

同じ場所に吹き付けると、液だれして、ムラになってしまいます。

一度に厚く塗らず、薄く塗っては乾かし、薄く塗っては乾かしを繰り返して重ね塗りをすると良いでしょう。

客が、買ったものを持ち帰るときに使えるように、レジの後の買い物を持ち帰るための袋に移し替える台の近くに、無料の段ボール箱を置いてあるスーパーもあります。

塗料の種類と塗装するときのコツ

色鉛筆

塗るのに適した材料:画用紙、ボール紙

コツ:

紙やカッターで切り抜いたり、組み立てたりする前に塗ります。

切る前だと、小さいものも塗りやすいし、組み立ててからだと壊れてしまうかもしれません。

クレヨン

塗るのに適した材料:画用紙、ボール紙

コツ:

組み立てた後に塗ります。

クレヨンを温めて溶かしたものを紙に塗ると、防水効果が出ます。

溶かしたクレヨンは筆で塗ります。

水彩絵の具

塗るのに適した材料:ボール紙、木

木に塗るときの前準備:

紙やすりで、表面を滑らかにします。切り口などは特に丁寧に紙やすりをかけます。

水で溶いた「とのこ」を全体に薄く塗ります。

この時、つなぎ目などは、硬く練った「とのこ」をすり込んで埋めます。

塗った「とのこ」が藩が湧きの内に、布でこすって、木目に刷り込み、余計な「とのこ」は、要らない布で拭き取ります。

コツ:

組み立ててから塗ります。

絵の具をたっぷりつけて、一度に厚く塗ろうとすると、紙が破れたり、水分を吸ってベコベコと変形してしまいます。

「さっと塗ってよく乾かし、乾いてから、また、さっと塗る」というように、ボール紙に水を吸い込ませないようにします。

塗ってよく乾かした後に、クリア・ラッカーを塗ると、防水効果が出ます。

筆の下の方を持つと、細かいところを上手く塗れます。筆の上の方を持つと、太く塗ることができます。

木目を見せたい時は、水彩絵の具を使います。木目を見せたくない時は、ポスカやラッカーを使います。

塗装した後に、クリア・ラッカーを塗ると、乾く前と同じような色になります。

広い範囲を塗るときは、薄い絵の具を塗り重ねると、きれいな木目が出ます。濃い絵の具で塗ると、木目が見えにくくなります。

細かいところやハッキリ色を見せたいところは、薄める水を少なくして、濃い水彩絵の具で塗ります。

重ねて塗るときは、完全に乾かしてから次の色を塗ることが大切です。

黒色は、墨汁で塗ると、くっきりとツヤが出て目立たせることもできます。

最後は、クリア・ラッカーを塗って仕上げます。2,3回重ね塗りするとよいつやが出ます。

ニス、クリア・ラッカー

塗るのに適した材料:

前準備:

まず、紙やすりで、表面を滑らかにします。

次に、「とのこ」をすり込みます。

「とのこ」を水でドロドロに溶いたものを布につけて工作に塗ります。まだ乾き切る前に、布でこすって、木目の間に「とのこ」をすり込みます。

乾くと「とのこ」がうまく濡れていないところが分かりますから、そこをもう一度すり込みます。

「とのこ」が乾いたら、よく絞った濡れ雑巾で余分な「とのこ」をふき取って、乾かします。

拭き取り過ぎないように注意してください。

ニス

同じ種類の材料や、目立たないところで試し塗りをしてから塗ります。

「薄め液」で適当な濃さに薄めて、刷毛か絵筆で塗ります。

クリア・ラッカー

透明な塗料です。透明なラッカーでつや出しに使います。

「うすめ液」で薄めますが、この「うすめ液」は、有機溶剤なので健康に良くありません。

アクリルラッカー・水溶性ラッカー

塗るのに適した材料:紙、木、金属

木目などの下地が見えなくなります。

アクリルラッカーの「うすめ液」は、有機溶剤なので健康に良くありません。

水溶性ラッカーは、水で薄めるので、毒性は低く、環境にも優しいです。

水溶性ラッカーは、水に溶けますが、乾燥すると、耐水性になるのでとても便利です。紙で作ったものに、水性塗料を塗るときには、クリア・ラッカーで下塗りすると、紙が変形しにくいです。

前準備:

工作用紙、ボール紙、金属板は、前準備は不要です。

木は、前準備が必要です。

まず、紙やすりで、表面を滑らかにします。

#300~#400ぐらいの紙やすりが良いでしょう。

次に、「サーフェイサー」という、塗料を塗ります。
サーフェイサーは、表面を平滑にするものです。

サーフェイサーが無い時は、白色の塗料に、ベビーパウダー(シッカロール。100均に売っています)を少量混ぜたものを塗ればよいです。

サーフェイサーが乾いたら、耐水ペーパーを濡らしながら磨きます。

#800~#1000ぐらいの紙やすりが良いでしょう。

面が、滑らかに仕上がったら、よく拭いて乾かします。

コツ:

前準備が終わったら、塗装します。

使い終わったら、「うすめ液」で洗っておきます。

 

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