ここでは、開催された「実践的アドラー心理学セミナー(ELS)(第1期)」の内容から、スライドを抜粋してワンポイントレッスン♪
実施概要
日程:2020年5月23日(土) 10:00-12:30
テーマ:勇気づけの理論と技法
ワンポイント:相手のメガネで見てみよう
この講座の特徴=アドラー×キャリア×理系
ELSのアドラー心理学セミナーをベースとして、こども達の成長への支援としての子育てをキャリア支援と見立てた解説とアプローチを提案しています。
今回は、お子さんたちが理系領域に興味があるとのことでしたので、講師の理工系のバックグラウンドもフル活用して解説を進めています。
アドラー心理学を子育てでとらえなおす
アドラー心理学の子育ての最大の特徴は「勇気づけ」です。
勇気づけとは、「自己肯定感」と「困難を克服する力(勇気)」を持って生きていけるための働きかけです。
こどもたちに勇気づけするために、まず、自分自身が自分自身を勇気づけられることが大切です。
このセミナーでは、アドラー心理学に基づく育児の実践を通じて、受講しておられる親御さん自身が自分自身を「勇気づける」ことも目標に据えています。
ポイント:「いろいろな見方がある」
それぞれの人にそれぞれの見え方がある
こどもがしていることを見ている自分(親)
親が勝手に推測して(=自分のメガネで見て)、起こっている事柄を決めつけていませんか?
◉主観的意見、◉推測
「何度も同じことを言わせるんです、、、。
という悩みは、子育てではつきものです。
こどもたちへ「何度も同じこと」が本当に伝わっているでしょうか?
こども達と同じものを見ているでしょうか?
こども達の感じていることを分かっているでしょうか?
そんな神さまのような大人はいません。分からないという前提に立ってみませんか。
分かり合えていないと知ったからこそ使えるアプローチ
分からないからこそ、お互いが見ている世界を話し合ったり、認めあったりするために
- 相手の見方(相手のメガネ)を大切にする≒関心を持つ
- 決めつけず、意見として伝えてみる
というアプローチが、こどもを知ることに繋がります。
そして、こどもが、親の考えていることを以前よりも分かりやすくなります。