ロガロウイングのハンググライダーです。滑空するときに、ポコンと二つの山を作るロガロウィングは、宇宙活動のためにNASAが研究したものがもとになっているそうです。棒とビニール袋だけで出来てしまう簡単な工作です。ぜひ、楽しんでください。
ヒノキ棒とビニール袋と段ボール、竹ひごでできる、楽しいハンググライダーです。
紙飛行機とはまた違う楽しい飛び方をします。
風に乗って飛ぶグライダーの画像
風に乗るという感じがおだやかです。
飛び出すと、ゆとりを持たせたグライダーの布(今はビニール袋を開いたもの)が、丸みを帯びて、風を抱えて飛びます。
難易度
入門★☆☆☆☆
材料
材料
- 3x3mmのヒノキ角材(430mm×3本≒1290mm)
- 竹ひご 100mm
- 45Lのごみ袋
- 段ボール(人形のサイズ程度)
- タコ糸
用意するもの
- ピンバイス
- 接着剤(アロンアルファ、木工用ボンド)
- カッター、はさみ
- 定規(300mmあると便利)
- 紙やすり
- 鉛筆
- 模造紙か新聞紙(凧の骨の位置を決めるための実物大設計図(配置図)を書く。)
この工作のポイント
重心が飛距離を決める
重心は人形の位置(姿勢)が決めます。まだまだ調整不足ですが、重心を上手く調整すれば、もっと飛ぶようになるはずです。
ある物で作れる
手元にある物で作ることができます。実際、ヒノキ角材が足りなくて、横に渡している骨は、Φ3の竹ひごを縦に半分に割いて使いました。
工作も簡単ですし、ぜひ作ってみて欲しいです。
タコ糸がかっこよさを倍増させる
グライダー中央に上に向かって伸びる竹ひごで作った棒には、三角形のグライダーの骨の4つの端に伸びた糸が計4本あります。その4つの端から、グライダーの下方向へは、グライダーに載っている人が捕まっているバーの左右の角と、糸で結ばれています。
全部で8本の糸があります。
この糸を付けると、グッとかっこよくなります。飛んでいる姿も本物のように見えます。
工夫したところ
塗装
グライダーの後縁をポスターカラーで色を付けました。これによって、飛んでいる時のグライダーの盛り上がる様子がよく見えました。
人形もポスターカラーで目立つ色を塗りました。
工作は塗装が大切だと最近思います。
重心位置
重心位置の工夫で飛び方が変わります。今は接着剤ではってしまっている人形ですが、ここを自由に変化できるようにすれば、もっと調整しやすい模型飛行機になります。
飛ばし方
人形を取り付ける前は、すーっと真っ直ぐ前に飛んでいく感じでしたが、人形を取り付けると、重くて、あまり飛ばなくなったのが残念です。
人形を取り付ける前に動画を取っておけばよかったと思います。
飛ばす時は、グライダーの機首から機尾になるヒノキ棒を持って、少し、上向きに、軽く押し出すようにすると、すーっと滑空します。
人形の位置で重心が決まるので、重心位置が良くない時は、グライダーの機首や機尾に、ビニールテープを巻き付けるとかして、重心を調節してみてください。
飛ばしに行く時の大切な注意
調整しているうちに、必ず壊れますので、
- はさみ
- 接着剤
は、必ず持って行くことをお勧めします。
工作「楽しいハンググライダー」 画像
いろいろな方向から撮影したグライダーの画像です。
上から伸びている糸は、吊り下げるためのもので、実際には付いていません。
参考資料
「たのしいハンググライダー」、子供の科学、1973年10月号、pp.184~186。
製作
2020年11月15日、Joe(中3)