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NPO法人メイカーズクラブ 代表 中谷敬子が、2015年に日本キャリアカウンセリング研究会(JCC)会報に連続寄稿したエッセイ「男の子四人の働く母ちゃんのつぶやき~家族と仕事、抑えられない想いの狭間で~」を、当法人のウェブサイトでもご紹介いたします。
本エッセイは、研究者として、母として、そして一人の女性として生きる中での葛藤と決断、転機と成長の記録です。物理から機械工学、そしてキャリア支援へと専門領域を超えて歩んできた軌跡が、率直な言葉で綴られています。
技術と教育、キャリアと家族、多様な役割を生きるすべての人へ向けた、共感と気づきに満ちた全5回の連載です。私たちの活動理念とも深く通じる内容であり、「共育」と「共生キャリア」の原点をなす想いが込められています。
ぜひご一読ください。
第1回:挫折がいつもチャンスに〈大学入試~就職まで〉
第2回:就職・退職、進学、結婚、再就職
第3回:仕事と子育てのワークライフ・アンバランスの苦悩
第4回:子どもと仕事と自分自身。それぞれの第一歩
第5回:「自分らしくある」ということ
要約:「男の子四人の働く母ちゃんのつぶやき」―人生の転機とキャリアの歩み
本連載は、機械工学の研究者としての道を歩みながら、母として4人の息子を育て、人生の節々で新たな選択を重ねてきた筆者のリアルな記録です。
第1回では、大学入試での挫折や合気道との出会い、大学生活の中で「心の持ち方」によって自分を変えていった経験を語ります。
第2回・第3回では、企業研究者としての就職と退職、大学院進学、出産と育児に直面しながらも「両立」の理想に苦悩した日々を描いています。
第4回では、アメリカでの在外研究中の子育て経験をきっかけに、育児・家庭・研究のあり方を見つめ直し、帰国後の日本社会とのギャップに揺れる姿が綴られます。
そして最終回となる第5回では、「研究とは何か」「自分とは何か」と問い続けた末に、キャリア支援の道へと軸足を移し、自らの経験を社会に還元する活動へとつながっていく様子が語られています。
自分の道を自分で選び取ることの尊さ、仲間との出会いの力、そして家族との共にある生き方が、ひとつの“物語”として心に響きます。
キャリアに迷う若者、子育てと仕事の間で揺れる親世代、教育や支援に携わるすべての方に読んでいただきたい連載です。