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長谷川中学校 ものづくり体験 第1回
2026年6月9日(火)、大阪市立長谷川中学校で、からくり機構をテーマにしたものづくり体験を実施しました。
今回の活動は、大阪市総合教育センターが推進するOEN(Osaka city Education Network)を活用した取組として実施したものです。
実際の機械を観察し、カム機構を含むからくり機構を自分の手で作り、動かして確かめました。長谷川中学校で続けて取り組むものづくり体験の第1回として、まずは「知る・試す」ところから始めます。
材料を組み合わせ、動きを確かめながらからくり機構を作りました。
実施概要
| 実施日 | 2026年6月9日(火) |
| 実施回 | 長谷川中学校 ものづくり体験 第1回 |
| 会場 | 大阪市立長谷川中学校 |
| 対象 | 中学生15名 |
| 時間 | 5時間目 13:30~14:15、6時間目 14:25~15:10 |
| 内容 | 実際の機械の観察・からくり機構の製作・動きの確認・次回に向けたアイデア出し |
| 指導・運営 | NPO法人メイカーズクラブ 中谷敬子 |
| 連携・協力 | 大阪市総合教育センター(産官学連携グループ)、株式会社インターアクトジャパン |
OENは、大阪市の学校園が、教育活動への協力を行う企業・大学・団体等と連携するためのネットワークです。
今回の活動でも、学校、大阪市総合教育センター、メイカーズクラブ、活動を支援する企業がそれぞれの役割や専門性を持ち寄り、生徒が実際に見て、作って、試すことのできる体験の場をつくっています。
1.カム機構を使った実際の機械を見る
はじめに、カム機構を使った実際の機械の動画を見ました。
紹介したのは、1本のワイヤーを、ジグザグに折り曲がった規則正しい形に変形する機械です。回転している部品の動きが、別の部品を上下・左右に動かす仕組みに注目し、機械の中で「動きの変換」がどのように行われているのかを考えました。
ただ部品を組み立てるのではなく、まず実際の機械の動きを観察しました。「どの部品が回っているのか」「その回転によって、どこが動くのか」を見ることで、これから作る機構がどのように働くのかをイメージしました。
見る → 気づく → 自分で作って確かめる。実際の機械の動きを手がかりに、これから作る機構について考えました。
2.からくり機構を、自分の手で作る
次に、紙や木材、ストローなどを使って、カム機構を含むからくり機構を作りました。部品を組み合わせ、軸を通し、回転する部分と動く部分の関係を一つずつ確かめながら進めました。
硬い部分や差し込みにくい部分では、金づちも使いながら調整しました。同じ材料を使っていても、軸の通し方や部品の位置が少し違うだけで、動きやすさが変わります。実際に動かしながら、うまく動く位置を探しました。
図や動画を見るだけでは分からない、材料の硬さ、部品の位置、軸の通し方、力の伝わり方を、自分の手で確かめました。
3.回転する動きが、別の動きに変わる
完成した機構を使って、回転する動きが直線的な動きに変わることを確かめました。
ハンドルを回すと、別の部品が押し上げられたり、左右に動いたりします。生徒たちは、回す速さや部品の位置によって動き方が変わる様子を観察し、機械の仕組みを自分の手で確かめました。
大切なのは、仕組みの名前を覚えることだけではありません。自分で回し、動きを見て、回転が別の動きに変わることを実感し、その仕組みを使って何ができるかを考えることです。
4.「この仕組みで、何ができる?」
機構を作って終わりではありません。次に考えたのは、「このような動きの仕組みを使って、自分なら何をつくってみたいか」です。
次回は、今回体験したからくり機構を含むいくつかの仕組みを手がかりに、自分たちの「あったらいいな」を考えます。
仕組みを知ることは、新しいアイデアを生み出すための入口です。授業中には、早速、付箋に自分のアイデアを書き留める姿が見られました。休み時間にも講師を囲み、互いのアイデアを具体化する話し合いが始まりました。
5.第1回「知る・試す」から、次の探究へ
今回の活動は、長谷川中学校で進める3回連続ものづくり体験の第1回です。一回ごとに別の工作をするのではなく、前の体験を次の活動へつなぎながら学びを進めます。
第1回|知る・試す
機構を実際につくり、「動きの仕組み」を知る。
第2回|考える・選ぶ・設計する
「あったらいいな」を出し合い、自分たちが実現したいものを決める。
第3回|つくる・工夫する・伝える
自分たちの設計を実際の形にし、試行錯誤し、その成果を人に伝える。
「動きの仕組みを知る」ことから、「その仕組みを使って何を実現したいか」を考えることへ。見る、作る、動かす、考えるという経験を、次の探究につなげます。
OENを通して、学校と社会がつながる
この活動は、OENを活用した連携のもとで実施しています。学校の先生方、大阪市総合教育センター、メイカーズクラブ、活動を支援する企業など、異なる立場の人がそれぞれの経験や専門性を持ち寄っています。
教材を考える人、授業を日常の学びにつなげる先生、学校と外部をつなぐ総合教育センター、材料を支援する企業。それぞれが力を持ち寄ることで、生徒が実際に手を動かして考え、試すことのできる場が生まれています。
本活動に必要な材料費は、株式会社インターアクトジャパン様にご支援いただいています。材料へのご支援により、生徒たちが仕組みを見るだけでなく、実際に作り、動かし、調整するところまで経験することができました。
ご協力ありがとうございました
長谷川中学校の皆さま、大阪市総合教育センター(産官学連携グループ)の皆さま、株式会社インターアクトジャパンの皆さま、ありがとうございました。
ものづくりを通して、子どもたちの「やってみたい」を応援しています。学校・地域・企業と連携し、ものづくり、探究、キャリアにつながる体験の場をつくっています。
