【開催報告】光と色のふしぎ!偏光板を使った万華鏡づくり第2回 ― 長谷川小学校(2026年8月26日)

【開催報告】光と色のふしぎ!偏光板を使った万華鏡づくり第2回 ― 長谷川小学校(2026年8月26日)
OEN × LIGHT × EXPERIMENT
光と色のふしぎを探ろう!
長谷川小学校 ものづくり体験 第2回

2026年8月26日(水)、大阪市立長谷川小学校で、偏光板を使った光の実験と万華鏡づくりを実施しました。

今回の活動は、大阪市総合教育センターが推進するOEN(Osaka city Education Network)を活用した取組として実施したものです。

偏光めがねを作り、偏光板の向きや透明な素材の重ね方を変えながら、明るさや色の見え方を比べました。「きれい」で終わらず、「どうして見え方が変わるのだろう」と考える第2回です。


長谷川小学校で制作した偏光板の万華鏡から見えた光の模様

同じ材料を使っても、素材の置き方や重ね方によって、色も模様も一人ひとり違って見えました。

実施概要

実施日 2026年8月26日(水)
実施回 長谷川小学校 ものづくり体験 第2回
会場 大阪市立長谷川小学校
対象 長谷川小学校の児童
内容 偏光めがねづくり・偏光板の実験・虹色探し・偏光板の万華鏡づくり
指導・運営 NPO法人メイカーズクラブ
連携 大阪市総合教育センター(産官学連携グループ)
材料費支援 株式会社インターアクトジャパン
OEN(Osaka city Education Network)を活用した取組
学校と社会をつなぎ、児童の「なぜ?」を学びへつなげる

OENは、大阪市の学校園と、教育活動に協力する企業・大学・団体等をつなぐネットワークです。

長谷川小学校の活動でも、学校、大阪市総合教育センター、メイカーズクラブ、活動を支援する企業が、それぞれの経験や役割を持ち寄って体験の場をつくっています。

OENについて詳しく見る(大阪市公式サイト)

1.まず、偏光めがねを作る

最初に、2枚の偏光板を使った偏光めがねを作りました。偏光板は折れたり傷ついたりしないように扱い、型紙を切り、折って貼り、偏光板を取り付けます。

完成しためがねを使うと、普段は意識しない光の性質を、自分の目で確かめることができます。

実験に使う道具を、自分で作る

完成品を受け取って観察するのではなく、観察に使う偏光めがねから自分で作りました。道具を作ることと、道具を使って確かめることを一つの活動としてつなげました。

2.偏光板の向きを変えると、明るさが変わる

2枚の偏光板を重ね、一方をゆっくり回すと、明るく見えたり、暗く見えたりします。材料は同じでも、向きを変えるだけで見え方が変化しました。

探究のポイント

向きを変える → 見え方を比べる → 違いに気づく。「暗くなった」という結果だけでなく、どの向きで変わったのかを確かめました。

液晶画面や身の回りの透明なものも偏光めがねで観察し、普段とは違う見え方を探しました。

3.透明な材料から、虹色を探す

次に、透明なプラスチックやテープなどを2枚の偏光板の間に入れて観察しました。色を塗っていない透明な材料から、虹のような色や模様が見えてきます。

同じ材料でも、置く向き、重ね方、厚さによって見える色は変わります。児童は材料を動かしながら、自分がきれいだと思う見え方を探しました。

活動で大切にしたこと
同じ材料でも、見え方は一つではない

材料の向きや重ね方を変え、色や模様の違いを比べました。条件を変えると結果が変わることを、目で見て確かめました。

4.自分だけの光の模様をつくる

透明な素材やテープを組み合わせ、自分だけの模様を作りました。それを偏光板を使った万華鏡の中に入れると、色を塗っていない素材にさまざまな色が現れます。

コップや偏光板の向きを変えると、同じ作品でも色や模様が変化します。自分の作品を何度ものぞき、友だちの作品とも見比べました。

作品をのぞいたときに見えた光の模様。6枚を2枚ずつ、3段にそろえて掲載しています。

作る → のぞく → 回す → 比べる

作品を完成させたあとも、向きを変えながら観察を続けました。自分で条件を変え、見え方の違いを確かめることが、今回のものづくりの中心です。

5.「きれい」で終わらず、「なぜ?」へ

虹色の模様は、見ているだけでも楽しいものです。しかし、今回の活動では「きれいだった」で終わらず、なぜ透明なものに色が見えるのか、なぜ向きを変えると色が変わるのかを考えました。

難しい言葉を覚えることよりも、予想し、条件を変え、結果を比べ、自分の言葉で気づきを表すことを大切にしました。

観察から、次の問いへ

「向きを変えるとどうなる?」「重ねる枚数を増やすと?」「違う材料では?」と、次に試してみたいことが生まれる活動になりました。

6.第2回から、次のものづくりへ

第1回の紙飛行機では、形や飛ばし方を変えて結果を比べました。第2回では、偏光板や透明な材料の向き・重ね方を変え、光と色の変化を観察しました。

第1回から第3回まで

第1回|紙飛行機
形を変えて飛ばし、結果を比べ、調整する。

第2回|偏光板の万華鏡
向きや重ね方を変え、光と色の変化を観察する。

第3回|足踏み式ごみ箱
力や動きを伝える仕組みを作り、動かしながら調整する。

異なる工作に共通する学び

作る、試す、結果を見る、条件を変える、もう一度確かめる。テーマが変わっても、ものづくりの中で使う探究の姿勢はつながっています。

ご協力ありがとうございました

本活動は、大阪市総合教育センター(産官学連携グループ)との連携により進めています。また、株式会社インターアクトジャパン様には、ものづくりに必要な材料費をご支援いただいています。

長谷川小学校の皆さま、大阪市総合教育センター(産官学連携グループ)の皆さま、株式会社インターアクトジャパンの皆さま、ありがとうございました。

NPO法人 メイカーズクラブ

ものづくりを通して、子どもたちの「やってみたい」を応援しています。学校・地域・企業と連携し、ものづくり、探究、キャリアにつながる体験の場をつくっています。

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著者プロフィール

技術者を夢見る、ものづくりの好きな小中学生を対象に、自分で考え工夫する頭と専門知識につながる基礎の基礎を学べる工作体験、そして、技術者との交流による心と夢の成長の機会を提供しています。 こどもたちが、自分の工夫と試行錯誤いっぱいの工作体験で、人生を幸せに生き抜いていくための、「自分の頭で考える力」と「タフな心」を楽しく身につけていけるよう手助けをする、工作支援の活動です。 親子で、みんなで繋がって「好き」と「みらい」をつなぎ育てていきましょう。