こどもたちが「未知の世界へ一歩踏み出す」を応援したい
Maker’s Clubは、ものづくりが好きなこどもたちに、工作の体験は、自分の「好き」と自分の「みらい」を繋ぐ体験です。Maker’s Clubは、こどもたちが、自分の頭で考える力とタフな心を育てる機会となる、工作体験を提供します。Maker’s Clubは、世代を超えて育ちあうメイカーたちのクラブです。
自分の将来の夢の一つの形を実現している技術者に、直接、その人、本物に触れることは、何にも代えがたい経験になるはずです。
モノづくりの好きなこどもたちでさえ、「技術者」がどこに居て何をしているのか知りません。
あこがれの技術者はどこにいる?
技術者の仕事はどんなものなの?
技術者の日常の何を面白いと思い、何に楽しみを見つけて居るの?
自分の将来の夢の一つの形を実現している技術者に、直接出会う場所です。インターネット検索ではなく、直接に、本物に触れることは、何にも代えがたい経験になるはずです。
ものづくりの好きなこども達に、昔、同じように、モノづくりが好きなこどもだった技術者と出会ってもらい、その言葉を聞き、自分自身の疑問や好奇心を、自分の言葉で、直接に技術者に投げかける機会が大切です。
こどもたちと技術者が実際に語り合える場を作ることについて、技術者の方々に相談したところ、みなさん、快く協力を申し出ていただきました。そして実現したのが、この「聴かせて!先輩」プロジェクトです。
「ジョハリの窓」をご存知でしょうか?
自己理解の説明としてよく用いられるこの図は、実は、他者とのコミュニケーションの中から、自分の新しい可能性を見つけ、未知の自分へ踏み出すプロセスを説明する図でもあります。「未知の自分」にアクセスするには、まず自分が他者に語り掛けや質問で「伝える」ことが最初の一歩です。そして、自分からの関わりに対して他者から伝えてもらった「知らない自分」を見つめる。この発信・受信のコミュニケーションのプロセスで、「未知の自分」に気づくのです。
こどもたちが、技術者の体験談を聴いて、自分の思いを発信し、技術者からの答えを受け取って、未知への世界と自分自身へ踏み出すことを応援することがこのプロジェクトの目的です。未知の世界への一歩は、こどもたち自身の未来の可能性への一歩です。どうぞ、このプロジェクトに、技術者として、親として、ぜひご参加ください。ご一緒にこども達の新しい知的冒険を応援しましょう。
実践紹介
第1回 聴かせて!先輩プロジェクト