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Maker’s Club コウスケと私の記録

2020年6月15日 
小学6年と小学3年の男の子のお母さん

コウスケと、ものづくりの出会い

私には、二人の子どもがいます。小学6年と小学3年の男の子です。

世間でいう一般的な共働きの家庭で、近くに住んでいる私の両親の助けも借りながら子育てをしています。

私の両親の助けを借りていることもあり、長男 コウスケの最初のお友達はおじいちゃんくらいの年齢の方々でした。

毎日、保育園から帰ると畑で遊び、昼間に山や海に遊びに行ったおじいちゃん達の戦利品を見せてもらっていました。

お陰で自然のことにも詳しくなり、今でも興味を持っています。

コウスケが3歳のころに家を建てました。コウスケは、毎日のように棟梁に会いに行っていました。現場監督のおじさんについて行き、必死に話すので、すっかり気に入られ「君が中学生なら いますぐに英才教育したいくらいだ!」とまで言われていました。

もうその頃には、「大工さんになる!匠になる!」と言う、モノ作りが大好きな子になっていました。

親バカですが本も大好きで物知りなんです。そんな好きなことをして、顔いっぱいで笑うコウスケが大好きでした。

笑顔で好きなことをできる場所、ってどこにある?

そんなコウスケに変化があったのは小学校に入学してすぐでした。「誰も僕のことを見てくれない」と言ってきました。

それから色々と学校に馴染めないことが増えてきました。

「何で知ってることをやるの?」「何で知ってることを(授業中に)言ってはいけないの?」と言うコウスケに私は上手く答えることができませんでした。

「学校に行きたくない」「宿題をしたくない」と言うコウスケに無理矢理やらせました。大好きなコウスケの笑顔が減りました。

でも、コウスケはレゴ・ラキュー・プラモデル作り、絵を描く、高専祭などのイベントに行ったり、TVのビフォーアフターや鉄腕DASHを見たりと、大好きなモノ作りを辞めませんでした。本も読み続けていました。

私は、好きなことを持っているコウスケが羨ましい、応援したいとの思いと、学校に行かせないといけないとの思いで葛藤する毎日を過ごしていました。仕事も忙しかったので、もうボロボロでした。何とかしたいと言う思いでした。

Maker’s Clubとの出会い

そんな頃に出会ったのがMaker’s Clubの中谷先生です。

同じように仕事と子育てに悩み、めちゃくちゃながらも進もうとする中谷先生に、「助けて!」と言うより、「この人 面白い!」と思いました。なぜか急に道が開けたように思いました。

それから何度か会社の行事などでお会いし、お話していくうちにコウスケにはんだごてを使った電気工作を教えて下さることになりました。

コウスケは、先生の話は聞いているのですが目を見て話を聞くことが出来ません。目を見ると見ることしか出来ないようです。

予め中谷先生にお伝えし、「大丈夫!」と言って下さっていましたが、ずっと生活態度を改めるように言われ続けられていましたので心配していました。でも私の予想できなかった光景がそこにありました。

工作教室が始まり、一生懸命に説明する中谷先生。その中谷先生を見ずに話を聞く子たち…。本当に誰も見ていない!もう笑いそうでした。想像していた教室とは全然違っていて、おとなもこどもも無い、教えるも教えられるの立場も無い、一緒に一心に、ものづくりを楽しんでいる感じでした。

その時、コウスケは、はんだごてで火傷もしたのですが、中谷先生と一緒に教えてくださった技術者に「勲章だね」と言われたのが嬉しかったのか、火傷を誇らしげにしていました。

笑顔が少なくなり、学校に行きたくないと言っていたコウスケが「これからもMaker’s Clubの中谷先生のところに行く」と言いました。

傍から見ていると話が盛り上がっているわけでもないのですが、モノ作りが好きな仲間同士で尊敬し合えるのでしょうか?

毎回、「また会おう」ってなります。

その後もすんなり学校に行けているわけではありません。でも確実にコウスケと私の世界は広がりました。

モノ作りもすべて成功はしてないです。でもコウスケはモノ作りをやめません。

親子一緒に、育つ。広がる世界がそこにあります。

私もまだまだ感情に任せた子育てで、決していい母親ではありません。

オンラインで、中谷先生の、Maker’s Club親向けアドラー心理学育児セミナーを受講している時に、コウスケに「何話してるん?」と聞かれ「母ちゃん怒りんぼうやろ。だから中谷先生が怒らないで出来る方法を教えてくれてるねん」と言うと「そうやな」って顔で笑われるような母親です。

コウスケは、小さい頃からモノ作りで人と出会い、知識だけでなく、自分に自信を持ったりしていました。

これからもコウスケには大好きなモノ作りから世界を広げて欲しいです。

技術者や匠と呼ばれる人、自分に誇りを持っている人、そうでない人も、たくさんの人に出会って感じて、たくさんの知識や心のピースを集めて欲しいです。

例え、憧れの大工さんや匠でなくても いつかそのピースを合わせてコウスケの大きな何かを作っていって欲しいです。

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