はじめての人へ「Maker’s Clubの思い」

はじめての人へ「Maker’s Clubの思い」
Maker's Club メイカーの集う工作支援プラットフォーム

Maker’s Club代表 中谷敬子

メイカーによる、メイカーのための、Maker’s Club

 Maker’s Clubは、ものづくりが好きなこどもたちに、工作の体験は、自分の「好き」と自分の「みらい」を繋ぐ体験です。Maker’s Clubは、こどもたちが、自分の頭で考える力とタフな心を育てる機会となる、工作体験を提供します。Maker’s Clubは、世代を超えて育ちあうメイカーたちのクラブです。

 Maker’s Clubは、体験のクラブです。工作をはじめとする様々な体験を通じて、人生を幸せに生き抜いていくためのキャリアデザイン力をつけることを支援することを目的としたこどもと保護者のためのクラブでもあります。

メンバーの声

https://makersclub.jp/2020/06/15/post-1065/

Maker’s Clubのきっかけ

https://makersclub.jp/2019/05/27/post-493/

体験と人生

 大人になった私たちは、人生の中で、色々な体験の教室に通ったことでしょう。スポーツの試合や試験のような「プレッシャーと戦う」教室や、仲の良い友達と時間を忘れて過ごす「仲間の大切さ」教室など。そこから得たことが自分の人生の糧になっていることを実感していると思います。そして、今、自分のこどもたちにも、将来、幸せで充実した人生を送れるように、様々な機会を見つけてあげていることと思います。どのような体験の教室であれ、参加すれば必ず成功が約束されているような体験では、生きる力を身につけることは難しいかもしれません。人生における成功とは何でしょうか?私たちは、本人が納得して歩みを進めているということだと考えています。この意味で成功は本人が創り出すものなのです。

失敗は成功アイテム

 敢えて、失敗する可能性が高い課題に背伸びをして、チャレンジすることの大切さを伝えて、こどもたちを励ましたい。そして、うまくいかなかった時には、そばにいて、挑戦したからこそ失敗したのだからと称賛したい。そして、その失敗から、こどもたちが学べるように手助けしたい。失敗することは悪いことではない、挑戦した勇気の証なのだと伝えたい。あきらめずに、成功するにはどうしたらいいかを一緒に考えたい。こどもたちが、失敗から逃げたり、あきらめたり、あるいは、失敗しないような選択肢を選んだら、それこそが、本当の意味での失敗なのだと伝えたい。

大人は、ここで新しい支援スタイルを学ぶ

 Maker’s Clubでは、提供するシステムにこどもたちを合わせるのではなく、こどもたち一人ひとりに、私たちのシステムを合わせていく、徹底した個別対応を大切にします。そのような学びを経験したこどもたちは、自分らしさを大切にできる自己肯定感の高い人材に育ち、多様性が求められる社会で活躍する資質を身につけることができます。
 この学びの支援の実現のためには、Maker’s Clubとこどもたちだけではなく、親御さんたちの協力と学びが不可欠です。こどもたちの体験の内容とその意味を、親御さんにも知っていただきたい。一緒に参加して、私たちと一緒に彼らを励まし、親が気づいていない彼らの素晴らしい側面について知ってほしい。
 不確実な時代を生きるためのキャリアデザインを、こどもたちが小さいうちからこどもたちとともに、親御さんご自身が学ぶことが大切です。Maker’s Clubでは、キャリア心理学、アドラー心理学をベースとした保護者向けのキャリア支援セミナーも同時に開催しています。

 Maker’s Clubでは、こどもたちだけでなく、こどもたちの夢実現の力をつけることを応援する大人達の学びとつながりも大切に育てています。

こどもたちが自らの学びを創る、実学的キャリア支援へのお誘い

これからの社会は、今までの経験則が全く通用しない不確実な社会です。その社会の中で、自分の持てる力を発揮して、夢を実現する力とは何でしょうか?

それは、「自分の頭で考える力」です。
自分で考えて、創り出して、実践する力です。

キャリア教育は、人生教育です。こどもから大人までに適用できる、自分の夢を実現するための共通の力が、「自分の頭で考える力」です。

 まっすぐな好奇心を持つこどもは、画一的な集団教育には向いていません。「ありのまま」を受け入れてくれる環境で、思いのままに、自分の好奇心ととことん向かい合う体験が大切です。じぶんのままで思う存分好奇心に突っ込む体験を通じて、自分の事を好きになり、自分の夢を素直に追いかけることができるのです。

 私達、Maker’s Clubでは、こども達に、周囲に気を遣ったり、みんなと同じでいなけれいけないというような、枠をはめることはしません。むしろ、その逆を推奨します。自分自身が大切にされているとこども達が感じ、ありのままの自分をみんなが好きでいてくれるという安心・安全な気持ちを胸いっぱいに吸い込んで、体験を楽しめることを一番に考えています。

 こどもが、絶対的に自分のありのままを受け入れてくれると信じられる環境で、さまざまな体験をしてもらいたい。そして、ありのままの自分で、ひとりひとり「らしさ」を大切にして、考える力を養い、生きる知恵と実践力を身につけて欲しい。

 この力は、一生の宝になります。

 こどもたちは、その夢を実現するための好奇心でいっぱいです。 そのこどもらしい自由なアプローチで、好奇心をとことん探求するプロセスを通じて、 自分らしく人生を楽しむ力を身につけるための体験を重ねます。

 先が見えない不確実な未来社会に巣立つ彼らのために私たち大人ができることは、正しいコンパスの使い方を伝えて冒険に送り出してやる事だけです。こどもたちは、それらを存分に活用して、好奇心のままに自由に技術の海を航海し、大活躍することでしょう。

 私達と一緒に、それぞれの立場でそれぞれができることの少しずつのことを、一緒にはじめてみませんか?

Maker’s Clubの活動

https://makersclub.jp/2020/06/14/post-1036/

中谷敬子

博士(工学)、2級キャリア・コンサルティング技能士(国家資格)、MBTI認定ユーザー(STEPII)、キャリア・カウンセラー。理系とキャリア支援の交差点で4人のこどもと一緒に自分の夢を追いかけてきたからこそ見える、こどもたちに大切なことを伝えるために仲間とともに楽しく活動しています。この活動は、私のライフワークです。

自己紹介サイトはこちら

 

著者プロフィール

技術者を夢見る、ものづくりの好きな小中学生を対象に、自分で考え工夫する頭と専門知識につながる基礎の基礎を学べる工作体験、そして、技術者との交流による心と夢の成長の機会を提供しています。 こどもたちが、自分の工夫と試行錯誤いっぱいの工作体験で、人生を幸せに生き抜いていくための、「自分の頭で考える力」と「タフな心」を楽しく身につけていけるよう手助けをする、工作支援の活動です。 親子で、みんなで繋がって「好き」と「みらい」をつなぎ育てていきましょう。