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2025年8月3日(土)、堺市の「コクリコさかい 実技室」にて、折紙と光をテーマにしたものづくり教室「世界に一つ 折紙ランタン」を開催しました。
今回の教室では、宇宙でも使われている「ミウラ折り」などの構造折紙を学びながら、光を透かすと模様が浮かび上がる不思議なランタンを制作。小学生から大人まで幅広い世代の参加者が、構造の不思議さや光と影の美しさにふれ、世界に一つだけの作品づくりを楽しみました。
📚 ワークショップの背景
「宇宙で使われている折り紙」って?
人工衛星の太陽電池パネルには、確実に折りたたんで展開できる仕組みが必要です。その技術の一つが、日本で開発された「ミウラ折り」と呼ばれる構造折紙です。
今回のワークショップでは、この宇宙工学にも応用されている折紙技術を、子どもにもわかりやすく、楽しく体験できるように工夫しました。ミウラ折りなどの立体的な折り方を学びながら、光を透かすと模様が浮かび上がる不思議なランタンを制作。構造とデザインを同時に楽しめる、夏休みの自由研究にもぴったりの内容となりました。
ミウラ折り
ミウラ折りとは、人工衛星の太陽電池パネルの展開にも使われている日本発の折り技術。今では山登りの地図の畳み方にも使われています。宇宙工学にもつながるこの仕組みを、折紙と全方向に光を放つ豆電球を使って楽しく体験できるよう工夫しました。
📸 当日の様子と作品
▲ 折り紙に集中する子どもたち。それぞれ好きな色の紙を選び、黙々と手を動かしていました。
▲ 紙の筒の形状と強度を比べる実験。缶を重ねていき、つぶれていく様子を自分の目で確かめました。
▲初めてのワイヤーストリッパーを使って豆電球のリード線の被膜をはがしました。低学年の参加者も、うまくできました。
▲心配で仕方ない保護者をよそに、正しいドライバーの握り方で、ねじを上手に締めていきます。
▲ 講師の中谷先生と話し合いながら作業を進めます。難しい箇所も、丁寧な指導で乗り越えていました。
完成したランタン
▲ 完成した折紙ランタン。ライトを当てると中から模様がふんわりと浮かび上がり、感嘆の声があがっていました。
📝参加者アンケートより(抜粋)
- 「とても楽しかった。背景知識も学べて、工作体験も充実。本格的な工具が使えたのも貴重でした。次回は高校生の息子も連れてきたい」(小3・保護者)
- 「少し難しかったけど、もっとたくさんの人に知ってほしい。」(小6・保護者)
皆さまからの温かい感想、ありがとうございました!
余談:なまこ折り
講師・中谷先生が、この日のために、4時間かけて初挑戦して折り上げた、A4用紙1枚で折った「なまこ折り」で作ったボール。
実はこれ、人間の血管を広げる技術に応用されているんです。大人も子供も大興奮。なまこ折りのボールは、実験の手伝いをしてくれた6年生にもらわれていきました♪
📎 イベント概要
- 日時:2025年8月3日(土)10:15〜11:45
- 会場:コクリコさかい 実技室(堺市堺区宿院町東4-1-27)
- 対象:折紙が好きな大人・子ども(※小学生低学年以下は保護者同伴)
- 参加費:500円(当日現金払い)
📅 講師紹介
中谷敬子(なかたに けいこ)
NPO法人メイカーズクラブ代表/大阪公立大学工業高等専門学校 教授。
工学とものづくり教育の現場で多数の実践を重ね、子どもたちへのSTEAM教育普及にも取り組んでいます。
主催:NPO法人 メイカーズクラブ
“夢をカタチにするところ”を合言葉に、世代や立場を超えて創造的な学びを広げる活動を展開中。
詳細はこちら 👉 https://makersclub.jp



