メイカーズクラブ | 開催報告 | 2026.09.12
田尻町 子ども理工系体験講座
偏光板の科学実験から、自分だけの「光の作品」づくりへ。
実施日:2026年9月12日
会場:田尻町立公民館 3階 視聴覚室
対象:小学3~6年生と保護者
内容:偏光板の科学実験・万華鏡づくり
講師:NPO法人メイカーズクラブ 中谷敬子
工作サポーター:高専女子学生 4名
2026年9月12日、田尻町で
「ひかりの万華鏡をつくろう!」を実施しました。
今回は、ただ工作をするだけではなく、
まず偏光板を使って光のふしぎを実験し、
「なぜ色が見えるのだろう?」を自分たちで確かめるところからスタートしました。
偏光板を1枚、2枚と重ねながら、
向きを変えると見え方がどう変化するのかを観察しました。
プラスチックの透明なスプーンをはさんだときに色が見えることや、
偏光板の向きによって明るくなったり暗くなったりすることを、
実際に手を動かしながら確かめました。

偏光板を重ねたり回したりして、光の変化を観察します。
実験のあとは、後ろに座っている保護者の方へ、
「やってみて分かったこと」を子ども自身が説明しました。
見つけたことを自分の言葉で説明することで、
「面白かった」で終わらず、
自分が何を発見したのかを振り返る時間にもなりました。

自分で試して分かったことを、保護者へ説明します。
当日は、高専で学ぶ女子学生4名が工作サポーターとして参加しました。
子どもたちのそばで、道具の使い方や工作の進め方を一緒に確認しながら、
一人ひとりの「こうしたい」を支えました。
実験で体験した偏光板の性質を使って、
今度は自分だけの万華鏡をつくります。

素材を切ったり重ねたりしながら、自分だけの模様をつくります。
万華鏡の中ができあがったら、
紙コップの外側にもペンで絵や模様を描きます。

内側だけでなく、外側のデザインにもこだわります。
完成した万華鏡をライトの上に置くと、
偏光板の模様が明るく輝きます。
自然光で見るときとは、また違った表情です。

ライトを当てると、色と光がより鮮やかに。

青や紫など、一つひとつ違う光の世界が現れます。

窓の光にかざして、自然光ならではの色を楽しみます。
デコレーションにも工夫が見られました。
この作品では、紙コップを2つ重ねる構造を生かし、
内側と外側の絵を組み合わせています。
一方には虹、もう一方には青空。
コップを重ねることで二つの絵が一つの景色になる、
とてもおしゃれなアイデアです。

2つの紙コップを重ねる構造そのものを、デザインに生かした作品。
完成したあとは、一人ずつ自分の万華鏡を発表しました。
工夫したところ、気に入っているところ、
みんなに見てほしいところなどを自分の言葉で紹介します。


つくっただけで終わらず、自分の工夫を言葉にして伝えました。
同じ材料から始めても、
中の模様も、紙コップのデザインも、一つひとつ違います。
それぞれの「好き」と工夫が詰まった作品になりました。

完成した万華鏡が勢ぞろい。それぞれ違う光とデザインです。
講座の最後に、子どもたちにも感想を書いてもらいました。
一部を匿名でご紹介します。
読みやすいよう、ひらがな・句読点などの表記のみ整えています。
「万華鏡を作ったら、すごく楽しかった。
そして発表も楽しかった。先生ありがとう。」
「家でも参考にして作ってみたいです。
とても楽しかったです。」
「楽しくて、自分で工夫してみたりして、
とっても楽しかったです。」
「おもしろかった。
はじめてだったから、めっちゃ楽しかった。
だから、もう一回したいです。」
「楽しかったです。またやりたいです。」
「作ってよかったと思いました。」
保護者の皆さまにも、講座終了後にアンケートへご協力いただきました。
回答いただいた6名全員から、高い評価をいただきました。
講座の内容
6名全員
「とてもよい」
子どもの進路・ものづくりへの興味に
6名全員
「とても役立つ」
「万華鏡を作るのが楽しそうで参加しました。
私も子どもも万華鏡が好きなので、作ってみたいと思いました。
工作を楽しそうにしていたので良かったです。」
「学生の方にも優しくサポートしていただけて安心しました。
親も一緒に楽しめてうれしかったです。
また参加したいです。」
「楽しそうに、わくわくしながら作っている姿を見ることができました。
自分が興味のあることや『なぜ?』について、
分かっていく機会になったと思います。
とてもよい経験でした。」
「勉強にもなって、とても分かりやすくて良かったです。
また参加したいと思いました。」
「作るだけではなく、仕組みも先に勉強することができ、
今までただ作っていたことも、さらに深く考えて工作するきっかけになったと思います。
また、このような講座に出会いたいです。」
「高専にもとても興味を持ちました。
すてきな経験をさせていただき、ありがとうございました。」
今回の講座では、
偏光板の性質を実験で確かめるところから始まり、
その仕組みを使って工作し、
自分らしくデザインし、最後には作品を発表しました。
「なぜ?」を自分で試して確かめることと、
「こうしたい」を自分の手で形にすること。
その両方を楽しむ理工系体験となりました。
ご参加くださった皆さま、田尻町の皆さま、
そして工作をサポートしてくれた高専女子学生の皆さん、
ありがとうございました。
NPO法人メイカーズクラブ
