イベント報告: 田尻工作教室で親子が学んだ「挑戦する楽しさ」
田尻町が主催する工作教室と保護者向け懇話会を担当しました。今回の教室では、親子が一緒にロボット台車の工作に挑戦し、試行錯誤を通じて学ぶ楽しさを体験しました。以下、当日の様子をご紹介します。
実施概要
メイカーズクラブ若手の会CYTをはじめとする若手の方々も工作サポートで協力いただきました。
第一部 わくわく★エンジニア体験「モーター三輪ロボットを作って動かそう!」
子どもたちは、学生サポーターと一緒にオリジナルの三輪ロボットを作成し、動かすことに挑戦しました。工作が苦手でも大丈夫!メイカーズクラブの若手の会CYTが楽しくサポートしてくれます。
完成した作品をご覧ください!
参加者が作成したモーター三輪ロボットの画像と、実際に走行テストを行った際の動画です。各ロボットには子どもたちの個性が反映されており、その動きに彼らの創意工夫と努力が感じられます。
1. 準備万端!机に並べられた工作キット
工作セット、工具、説明プリントが並べられた4人掛けの机。親子で座り、準備が整ったこの空間から、ものづくりへの第一歩が始まりました。
2. ロボット台車・本体の工作
親子が協力してロボット台車を組み立てました。それぞれが自分なりの工夫を加え、試しながら微調整を重ねて、形にしていきました。まだまだ挑戦は続きますが、少しずつゴールに近づいていく姿が見られました。
工作のプロセスを味わう
工作教室の魅力は、単に物を作るだけでなく、そのプロセスにあります。子どもたちは初めて触れる部品や工具に挑戦し、試行錯誤を繰り返しながら進めていきます。失敗してもあきらめず、改善を重ねることで達成感を味わい、ものづくりの楽しさと挑戦する意欲を学びます。
子供の成長、サポーターの成長
子どもたちは問題解決力を高め、サポーターたちは子どもたちの個性や創造力に触れ、共に成長しました。サポーターは教えるだけでなく、子どもたちと一緒に考え、成功や失敗を共有し、そこから新たな発見を得る経験をしました。
3. これこそ醍醐味!先輩とのコミュニケーション
工作サポーターの若者と子どもが、ロボットの動きを見ながら調整を行っている様子です。試行錯誤しながら、一緒に問題を解決していくことで、お互いに新たな発見をしました。
工作サポータ(高専生・大学院生)のコメント
私が「こうしてみたらいいかも」などの提案をしたときに、すぐに実践をしてどんどん目指しているものに近づけていく努力をしていたところが印象に残りました。
この教室で大切にしたこと
- あきらめない心:うまくいかないときこそ学びのチャンス。失敗を重ねながらも挑戦を続け、達成感を味わいました。
- 試行錯誤のプロセスを楽しむ:ものづくりの魅力は、結果だけでなく、その過程にあります。工夫しながら何度もトライすることが、子どもたちにとって大きな学びとなりました。
- 一歩先行く先輩との交流:工作サポーターたちは、少し年上の先輩として子どもたちをサポート。一緒に問題を解決し、困難に立ち向かう楽しさを共有しました。
第二部 保護者向け講演と交流タイム
子どもたちが引き続き工作や装飾を楽しむ中、保護者の皆さんは、講師の中谷敬子さんの子育てに関する講演会です。4人の息子を自身も今も悩み迷いながらも育てている語る講師は、親自身も考え悩みながら、子ども達と対話するその姿に子ども達は生き方を学ぶと感じると話しました。講演では、理工系の進路やキャリア選択について、具体例を交えながら分かりやすく解説されました。日常生活に潜む「理工系の楽しさ」や、子どもたちの将来に向けた進路選びのヒントが数多く紹介され、リラックスした雰囲気で話し合う場となりました。
例えば、「ゲームが好きだからゲーム制作会社に就職したい」と話す子どもに対して、どのように興味を深め、視野を広げるサポートができるかなど、具体的な言葉かけの方法も紹介されました。こうした日常的な対話が、子どもたちの好奇心をさらに引き出し、より多様なキャリアへの道を切り拓くきっかけになることが強調されました。
参加者の声
(集計中)
イベント情報
詳しくはこちらの募集ページをご覧ください: イベント募集ページ