【開催報告】♪の森の音楽会 電気回路で奏でる楽器工作教室 in 交野市(CYT共催)2023.12.28-29

【開催報告】♪の森の音楽会 電気回路で奏でる楽器工作教室 in 交野市(CYT共催)2023.12.28-29

開催概要

日時・会場:
① 2023年12月28日(木)10:00〜12:00 @東田町集会所
② 2023年12月29日(金)10:00〜12:00 @倉治いこいの郷

講師: 中谷敬子(NPO法人メイカーズクラブ代表)
工作サポート:

  • ①:藪淑乃、伊丹瑞稀(CYT)、久本達望、久本貫(協力)

  • ②:伊丹瑞稀(CYT)、久本達望(協力)

参加者: 延べ39名(うち作成者33名、保護者6名)

教室の内容

ブレッドボードにジャンパー線、抵抗にLED、タクトスイッチ…。電子回路の基礎を楽器に変える工作教室「♪の森の音楽会」を開催しました。

  • 配線図(実体配線図)を読み取りながら回路を組む本格内容

  • 音が鳴る「電気回路楽器」を自らの手で完成

  • 回路の基本ルールを守りながら、創造力と集中力が必要とされる工作に、子どもたちは真剣そのもので取り組みました

全員が完成品を持ち帰ることができ、終了後には「聖者の行進」などの演奏動画が多数届くなど、喜びと達成感があふれる教室となりました。

ランチミーティングと交流

工作後のランチタイムには、CYTメンバー(高専生)から理工系ライフのリアルな語りがあり、参加していた社会人の保護者からも、職場での技術者としての体験談が語られ、世代を超えた理系交流の場にもなりました。

子どもたちの“その後の挑戦”

終了後、ある参加者が「タクトスイッチを2つ同時に押すと音が変わる」ことに気づき、回路の仕組みに自分で工夫を加えて音のバリエーションを増やすことに成功。その結果、参加者たちから自作の演奏や改造に挑戦する動画が続々と届くなど、工作を“きっかけ”にした自発的なものづくりの広がりが見られました。

「これこそまさに、“ものづくりで心を育てる”ということだと実感しました。」(中谷敬子)

※本事業は、2023年度キャタピラジャパンSTEM賞奨励金を活用して実施されました。
この場を借りて、心より感謝申し上げます。

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著者プロフィール

技術者を夢見る、ものづくりの好きな小中学生を対象に、自分で考え工夫する頭と専門知識につながる基礎の基礎を学べる工作体験、そして、技術者との交流による心と夢の成長の機会を提供しています。 こどもたちが、自分の工夫と試行錯誤いっぱいの工作体験で、人生を幸せに生き抜いていくための、「自分の頭で考える力」と「タフな心」を楽しく身につけていけるよう手助けをする、工作支援の活動です。 親子で、みんなで繋がって「好き」と「みらい」をつなぎ育てていきましょう。